-----------------ポロ…




ザワザワザワ…




まだ、人も多い教室と廊下の境目で、


私の目から、何かがこぼれた気がした。








----------------ポンッ




「…ぇ…??」




「なるほどねぇ。」




頭をポンッポンッと優しく叩く怜美。



お母さんみたいで、すごく安心する。




「俺、碧ちゃんの気持ちの正体、わかったよ。」






--------------えっ??