【完】隣の家のオオカミさん





「あっつー……」


汗でべたつく手足に顔をしかめながらバッグから部屋の鍵を探す。


千絵が紹介してくれたおかげでバイトは無事決まり、数日前から働いていた。


今日も朝からバイトで今、帰ってきたところだ。


夕方になってもまだ暑さは残る。
全然涼しくならないってどういうことだ。


ドアを開けるともわっとした感じがわたしを包み込む。


まずは、窓を開けて空気を入れ換えよう。


お風呂に入ってさっぱりしてからご飯作ろうかな。


「あー……買い物行かなきゃ」


冷蔵庫の中には何も入っていない。

昨日は千絵とご飯行っちゃったから外食だったんだよね。