【完】隣の家のオオカミさん


ニコッと微笑んでくれて顔に熱が集まってくるのを感じた。

女の子にもときめいちゃうわたしってどうなの!?



「美里ちゃんは水着には着替えないの?」



気になっていたことを聞いてみる。

白いワンピースはあいかわらず眩しくて目を細めそうになる。



「わたし、長い時間強い日差しの下にはいられないんだ。でも、海には行きたかったの。波の音とか風にあたってるだけでも楽しいの」



儚げな笑顔に胸がドクンと音を立てた。


そっか、とだけ返してわたしは更衣室へと向かうことにした。


美里ちゃんすごい可愛い…
あんなお人形さんみたいな人なかなか見れないよね。