なんなのよ、この変態オヤジは。 気持ち悪い! 「ちょっとー、及川さん?あなた何してるの?」 ドアから顔をのぞかせたのは口うるさい店長だった。 おじいちゃんの姿も確認すると一瞬にして顔を変える店長。 「最近の若い奴はなんじゃ!敬語も使えないとは!」 声を荒げてそう言うおじいちゃんを目を見開いてわたしは見つめた。 んなっ……! なんなのこの人!? わざとわたしに肩をぶつけてふんっと鼻を鳴らし、トイレを出て行くおじいちゃんに店長は頭を深く下げていた。 換気扇の回る音が大きく響いて聞こえる。