「腹減った?なんか食う?」 いったん自分の部屋に戻ったのかラフな格好に着替えた大上くんが顔を見せた。 今は一人でいるよりも誰かと一緒にいたいかも…… 「もう、疲れた…」 ソファに深く身を沈めて天井を仰ぎ見た。 人間関係が難しすぎる。 年上の人とあまり関わったことがないから戸惑うし。 仕事もうまくいかない。 お客さんには絡まれる。 おばさんたちには嫌われてる。 バイトに行くことが苦痛になっているんだ。 なんでわたしってこんななんだろう。