「お前もっと下がれよ。そんなギリギリなとこに立ってたら曲がってくるトラックの後輪とぶつかっぞ?」
「へ……あ、うん…」
言われるまで気づかなかった。
わたしなんでこんなギリギリなラインに立ってるんだろう。
曲がってくるトラックの後輪に巻き込まれたらやばいことになってしまう。
数歩下がると、トンと大上くんの肩に後頭部がぶつかった。
声がすぐ近くから降ってくる。
「いま帰り? どっか遊びに行ってきたん」
「…………」
「聞いてんのか、お前」
「大上くん……あのっ!」
訊きたいことがいっぱいあって何から言えばいいのかわからない。
頭の中がごちゃごちゃしてる。



