「今はあたしの言うこと聞いて。洸兄も迷惑だなんて思わないから」
「……ほんと、申し訳ないです」
座ってるのもツラくてぼんやりと聞いていても何も頭に入ってこない。
時計を見ては早く終われと心の中で思うばかり。
なんとか授業は乗り切ってやっと家に帰れることに。
バイトが入ってたけどお休みの連絡を入れ、休ませてもらうことにした。
今日は人手が足りないみたいで、わたしの代わりに千絵が行くことになった。
「歩ける?ほら、コートちゃんと着て」
いつも以上に世話を焼いてくれる千絵がなんだからお母さんのように温かくてふっと笑みがこぼれてしまう。
「千絵、お母さんみたい。こんな綺麗なママだと子どもも可愛いんだろうね」
「はいはい。何の話してんのあんたは」
「えー?千絵の未来の話ぃ」



