【完】隣の家のオオカミさん


大上くんがテレビの方に視線を向けるからわたしもつられて向く。


いつもなら刑事ドラマが始まる時間だったけど今日は違うみたい。

音楽番組がこれから始まるみたいだ。


ソファに移動して画面をじっと見つめる大上くんとテレビを交互に見る。

大上くんはこれをそんなに楽しみにしていたのか。


ていうか、



「……ここで見てくの?」


「別にいいだろ。俺のことは気にすんな」


「はぁ……まぁ、ご自由に」



最近の流行りの曲が流れてくるのを聴きながら皿洗いを始める。

すっかり大上くんペースになってるよ、わたし。