【完】隣の家のオオカミさん


テレビはつけっぱなしだったけど二人ともそちらには目を向けない。


綺麗に食べ終えたお皿を眺めている大上くんはどこか眠たそう。

食べたあとって眠くなるって言うもんね。



「片付けはやるから大丈夫だよ。もう帰れば?」


「食べ過ぎて動けねぇ。ちょっと休憩……」


「ご飯おかわりしすぎたからでしょ」



わたしも食べ終え、お箸を置く。


炊飯器のフタは閉められていなくて開いたまま。

中にはもう何もないことを意味しているのだろう。


まぁ、別にいいけど。
明日の朝はパン食べるからいいんだけどさ。



「予想以上に美味かった。驚きだわ」


「え、ホントに?」



食べてる最中は「うん」としか返してくれなかったのに。