【完】隣の家のオオカミさん


わたしが意識しすぎてるだけなのかもしれないけど、なんでそんなに大上くんは普通なのよ。


男の人ってそんなもんなのかな。


恋は引きずったりしないんだな。

引きずるほどでもないか…


大上くんの中のわたしは元カノという位置にいて、友達、お隣さんとしか見られていないことがわかった。


きっと、時間が何もかも変えてしまう。



「バイトだったん?」


「うん。大上くんは?」


「朝からバイトだった」



買い物袋は大上くんが持ってくれて私はバイト先でもらったパンの袋を持っていた。

けっこうな量をもらったから大上くんにもおすそ分けしてあげよう。



隣を歩くけどお互い一度も顔は向けず、ただ前を見て歩いている。