【完】隣の家のオオカミさん


「なに、日向子も買い物かよ」


「そだよー。今日の夕飯は何にしようかまだ悩み中なんだけどねぇ」


「作れるもんは限られてんのに悩むの?」



バカにしたような笑いが頭上から降ってくる。

はいはいはい。勝手に笑ってくださいな。


大上くんよりは料理できるわ!



「……なんか、作るのめんどくなってきた。今日そっち行くわ」


「へっ? ……え、こっち来るの?」


「ずっと前にご飯作ってやったじゃん。今度は日向子の番」

 
「あぁ……あれね。ハンバーグもどきね……」



普通に会話してるけど心の中はすごく焦ってます。