【完】隣の家のオオカミさん


ニコッと微笑むだけで美里ちゃんは何も言わない。


話は終わってわたし達はリビングへと一緒に戻った。

大上くんへ視線は向けず、自分がさっきまで座っていたところに腰をおろす。


鍋を囲っていたはずなのに、テーブルの上にはスナック菓子やおつまみ類が置いてある。


こんな遅い時間に食べていたらヤバイとはわかってるけど……、



「すごーい!お菓子がいっぱいー」


「日向子、コレ好きだよね。いっつも食べてる」


千絵が指さした先をちょうど見ていた。
そう。これすっごいおいしいんだよね。



「帰りは俺が三人まとめて送るよ」

「ありがとうございます。洸汰さん」



横に笑顔を向ける。



鍋パーティーはこうして何事も起こらずに終わった。

静かに夜は過ぎ去っていく。