【完】隣の家のオオカミさん


千絵の彼氏さんと目があって小さく頭を下げ、挨拶をした。

無口ってわけではないけど、あまり喋らない人。
でも千絵のことが本当に好きなんだなぁとは見てて思う。


幸せそうな二人を見てるとこっちまで幸せな気分になれる。


今日の鍋パーティーはこのメンバーかな?



「あ、俺出るよ」


インターホンが鳴って、玄関へと急ぐ洸汰さん。

わたしは出されたお茶を飲んでいた。


寒い日に鍋って嬉しいよなぁ。


「こんばんは。お邪魔します」


持っていたコップを机に置いたままわたしは手を離すことができず、一瞬時間が止まったように思った。