バッグを持って鏡でさっと全身を確認し、ブーツに足を入れる。
『いつでも電話してきてね。待ってる』
「うん。じゃあ、またね」
莉乃ちゃんの安心したような声が聞こえてよかった。
ドアを静かに開けて外に出る。
夏の時ならまだまだ明るかったこの時間も冬の今はもう真っ暗。
今日はクリスマス。
洸汰さんに誘われた飲み会とやらに参加する。
現地集合らしいんだけどわたしはお店の場所を知らないので洸汰さんと駅で待ち合わせして一緒に行くことになった。
雪、降るのかな……
降りそうにないけどなぁ。
ぼんやりと空を見上げながら駅へと歩を進めた。



