【完】隣の家のオオカミさん


わたしが見ていたものが分かったなんてすごいなぁ。


コクンと小さく頷くとふーんという声が頭上から聞こえてきた。



「じゃあ、俺もこれ」



隣にあった色違いのマガカップを手に取るとカゴの中に入れた大上くん。


カゴの中には二つのマグカップ。



「わぁ……おそろいだねっ」



カゴに視線を落としてそれらを見つめていると自然と笑みがこぼれる。


初めてのおそろいだよね?


すごい、嬉しい。



「んな幸せそうな顔してんなよ」

「へ?」