「もしかして俺のせい?」
ワントーン声を落として訊いてくる洸汰さんにゆっくりと首を横に振る。
今朝の美里ちゃんの顔が思い出された。
あんな場面見たら
誰だって誤解するに決まってる。
誤解されるようなことをしたのがいけないんだよ。
本人に聞かなきゃ理由とかはわからない。
でも、今は聞きたくもない。
意味わかんないよ、大上くん。
なに考えてるの?
それ以上はなにも詮索してこない洸汰さんにほっとしながら一言ぐらい言葉を交わしてから別れた。
*
バス停
次々と乗って行く人たちの中に洸汰さんがいないか探していた。



