【完】隣の家のオオカミさん






いつも隣にいるはずの千絵が今日はいない。

メールで風邪を引いたから今日は行けないという連絡があった。


どうしよう。
話を聞いて欲しかったのに。

こんなこと一人で抱えられないよ。


ペンを握る力も入らずわたしは一点をぼんやりと見つめていた。


時間は刻々と過ぎていきあっという間にお昼の時間に。


今日は食堂には行かない。


学生食堂はたくさんの人が利用してるけどもしかしたら美里ちゃんにあってしまうかもしれない。

大上くんにも会っちゃうかもしれない。


メールも電話もなにもないから美里ちゃんは今朝わたしとばったり会ってしまったことを大上くんに言ってないのだろう。