【完】隣の家のオオカミさん




「んーっ……」


目をこすりながらベッド横に置かれてある小さな丸テーブルに手をのばす。


メガネと携帯を手にとってひんやりとした床の上を歩く。


普段はコンタクトなんだけど、家ではメガネ。
メガネがないともうなにも見えないレベル。


視力は低下し始めるとどんどん下がる一方。

中学時代の自分に言ってあげたい。
ゲームはもっと明るいところでやれ、と。



携帯の画面には新着メールの表示があって、送信者は大上くんだった。

数分前に来たメール。


内容は今日は一緒に学校行けないとのこと。

朝が弱い大上くんは週の初めの月曜日の1時限目はとらないことに決めているらしい。