【完】隣の家のオオカミさん


踏切を渡った向こう側にスーパーはある。

洸汰さんは電車に乗るのかな。
ここでお別れ……



「気になってんでしょ。美里と郁磨のこと」



突然立ち止まる洸汰さんにつられて足が止まる。



「過去のことじゃないですか。聞いてどうこうすることもできないし……別に気になりません」



こんな嘘、洸汰さんにはたぶん見抜かれてしまう。
でもここで気になるって言っちゃたら、洸汰さんは2人のことを話してくれるだろう。


聞くなら大上くんから聞きたい。



「日向子ちゃんは郁磨のことどこまで信じてる?」


「…………」



どこまで信じてるの?って…変な質問だ。
洸汰さんはわたしのこと試してるの?