【完】隣の家のオオカミさん


美里ちゃんと別れてからって、高1の夏休みあたりからってことだよね。


大上くんは1年の時から有名だったけどクラスも違ったからあまり見かけたことがなかった。

てか、興味なかったしわざわざ大上くんのクラスまで見に行こうとは思わなかった。



「まぁ、あの2人もいろいろあったみたいだね。日向子ちゃんは郁磨の昔話とか聞かされたことある?」



首を横に振ってみると洸汰さんはわたしから視線を外して曖昧に微笑む。


洸汰さんは全部知ってるの?
3人ってどういう関係なの?



「じゃあ別れた原因とか知らないか」

「そう、ですね。聞いたことないです」