【完】隣の家のオオカミさん




「えー、大上のやつまたお預けくらったんだ」



ある昼下がり。
いつものあのカフェで本片手に紅茶を楽しんでいたところに莉乃ちゃんが現れた。


偶然莉乃ちゃんがカフェの前を通りかかってわたしのことを見つけたらしい。


先ほどまで読んでいた本は鞄の中。

紅茶に視線を落としながら昨日の出来事を話していた。


千絵にも話したら莉乃ちゃんみたいな反応をするだろうな。



「待ってやるって言ってくれたんだ?優しいんだねぇ。もう半年経ったんだっけ」


「うん。7ヶ月記念日をこの前迎えました」



もうこんなにも経ったのかー。
早いなぁとしみじみ思う。