【完】隣の家のオオカミさん


振り払われるかな。

そんなことを思いながらその背中に頬をすり寄せぎゅっと後ろから抱きつく。


ごめんね。
拒否されるとそりゃ傷つくよね。



「こうやって抱きしめるだけじゃダメ?キスだけじゃダメかな?」


「おまえには性欲ねーの?」



触れてほしいって気持ちはある。
でも、今はまだ無理なんだよ。

正直いうと体を見せるのが嫌なんだ。


自信がない。
幻滅されるのが怖いんだもん。


大上くんは今までいろんな子と関係を持ってきただろう。


大上くんはいろんな子を知ってるけど、わたしは大上くんしか知らない。