【完】隣の家のオオカミさん




金曜日の夜ってつい夜更かししたくなる。



「日向子さぁ……見飽きないわけ?さっきから同じドラマばっか見て」


「飽きるわけないじゃん」



何回見てもやっぱりおもしろい。
見飽きるわけないでしょ?


不満そうな顔を向けてくる大上くんを横目にテレビから意識は離せない。


あぁ、もうほんとこのドラマ好き!
ていうか、この俳優さんが好き!


時計は夜の11時を指していた。
まだまだ夜はこれから。

ドラマ見終わったら読書もしたいんだ。


読書の秋っていうじゃないですか。



「今日、こっちで寝ていい?」



肩に頭を乗せてくる大上くんのせいで体の重心が左に傾く。