【完】隣の家のオオカミさん


「2人なら絶対大丈夫だよ。大上、日向子のこと大好きだもんね」


「わたしも大好きっ」


「……今のは彼氏に見せるべき表情だったね。あ、写真撮ればよかった」



真っ赤な顔を半分手で覆いながらぷいっと横を向く。


うぁー……恥ずかしい。
大好き、なんて調子に乗って言ってしまったけど…うん。すっごい恥ずかしい!


なんだろう。
この胸がうずうずする感じは。



「千絵のことも大好きだけどね?」

「知ってるー」



駅で別れる時、千絵はあんたたちすっごいお似合いなんだから!と叫んでくれた。


あまり喋らない千絵なのに、わたしのことを励ますためなのかいつもよりたくさん笑顔を見せてくれた。



なにも心配することなんてないよね。


大丈夫。