「大上くんは……美里ちゃんのことまた好きになっちゃうのかな」
あんなかわいい子に迫られたら嫌だと思う男はいるんだろうか。
女のわたしでもすごくドキドキしているのに。
そしたら大上くんはわたしに別れを求めてくるよね?
「ちょっと、日向子!なに言ってんの?
あんた、別れたいの?」
腕を引っ張られ無理やり千絵の方に体を向けさせられた。
「別れたくないに決まってるじゃん。大上くんの気持ちは繋ぎとめておくもん!」
そう言って笑ったわたしに千絵は少し目を見開く。
弱気になんてならない。
少しでも隙を見せれば美里ちゃんにとられちゃいそうだ。



