服の襟をぐいっと下に引っ張られ、肌にまた大上くんは唇を押し付けた。 絶対、胸の音バレてる。 体温が一気に上昇した。 これ以上熱くなってどうするんだ。 ───ピーンポーン 静かな部屋にチャイムの音が鳴り響く。 本日二回目の訪問者は誰だろう。 「大上くん……どいてっ」 火照った顔を手で押さえながらソファからおりて玄関へと向かう。 なんだかふわふわしてる。 床から浮いてる感覚。 「日向子ー?お母さんよー?」 コンコンとドアを軽く叩く音と聞き覚えのある声が向こう側からした。