ずっと

「やめてよ!かなでが可哀想じゃん!」


「言いたくもなるわよ。
この間のテストみたでしょ?
愛華の妹がこんなにバカなんて…」


いつもの事だけど
腹立つ…

私はこのひとの

本当の子供ではない。

その事を知っていると

思いもしないだろうね…


「私はお姉ちゃんみたいに
生きるなんて
ごめんだから…」

「こら!かなで!」

私はそう言うと鞄をもって家を出た。

まあいつもの事だけど…

わたしの事なんてだらもみてなんてくれないんだ…

いつもお姉ちゃんばっかり優しくして
私には
鋭い目付き

わたしの事を愛してくれる人なんていないんだ…