ずっと

「起きて!かなで!」

朝からうるさい…

「早く起きなさい!」


うるさいよ

「うるさいなぁ…」

「起きた?」

「まあね…」

朝からうるさいこの人はわたしのお姉ちゃん…

この世で一番嫌いな人…

「いつまでもねてないで
早く朝食食べなさいだって!」

「分かった…」

わたしは

橘 かなで。
高2。

今の
橘 愛華。
わたしのお姉ちゃん。

わたしは
制服に着替えて洗面所に向かった。

歯をみがいて
顔を洗いリビングへ向かった。

「遅いぞ!かなで!」

お姉ちゃんがトーストを食べながら
私を見た。

「ごめん…」

私はお姉ちゃんの隣に座って
早く朝食を食べおわすために
がっつく。

「まったくお姉ちゃんを見習いなさい。」

また始まった…

朝からわたしの事でグチグチと。

文句ばっか。