「ち、ちょっと気分が悪くなって・・・」




「それは大変だね。陽さん、この子どこかに座らせてあげよう。どこかあるかな?」




「んー今日の花火大会は国立公園だから奥に確か救護室があるはずだと思う。俺、ちょっと派遣に連絡してみるわ」




「ありがとう。ねえ、立てそうかな?彼、警備員だから救護室の場所今、聞いてもらってるからちょっと待ってね」




私の目の前のお姉さんのその彼氏さんと思われる人がとても親身になってくれた。


でも、もうすぐ花火大会が始まるのに私なんかに構ってたら見られなくなるよね。