とはいえ、いつまでもこんなとこにいる訳にはいかない。涼平がくれたスポーツドリンクを開けて口に含んだときだった。




「・・・はじめまして。2番目さん」




パッと振り向くとそこには涼平と教室で話したときに一緒にいた女の子が立っていた。


今、2番目って言った?どういうこと?




「手短に話しますね。彼、水瀬涼平の本命の恋人は私です。彼、優しいし、2度もあなたの告白を断れなかったんですね」




「どういうこと?」