新しい恋〜メールのキミと〜

「ご、ごめん。あんな目立つことやっちゃって」




2人で来たのは自動販売機。あたしに背を向けて涼平はお金を入れた。



ガコンと音を立てて落ちるスポーツドリンク。それを拾ってあたしに向き直す。




「お疲れ、頑張ったな。1番輝いてた」




シュッと投げられたスポーツドリンク。




「あっ、おかね」


「いらない。それは頑張ったご褒美」




あたしに向けられる眼差しもその微笑みもやっぱりあたしだけのものにしたい。




「・・・涼平が・・・好きです」