あの日から当たり前のように涼平はあたしの練習に付き合ってくれる。




「昨日よりだいぶ、タイム縮まってきたぞ。がんばれ」




ストップウォッチを片手にした彼の励ましはかなりあたしのやる気を刺激してくれて、



毎日縮まるタイムと彼との2人だけの時間を楽しみにしていた。