「・・・泣いてた?なんかあった?」




「あっ、ううん。何でもない。ここ、鹿島くん使って。あたしは教室戻るから」




彼の横をすり抜けるように扉を開けて
走った。


泣いてるとこ見られるなんて
恥ずかしすぎるよ。