すると、若本くんはなにも言わずに、

ただ、私をじっとみていた。


「あ、ご、、ごめんね!」

私が謝ると、

「お前、今日、俺に謝りすぎだから。
 しかも、お前がドジなことくらい知ってるから、
 謝らんでいい。」

「へっ・・・?」


思いもよらぬ言葉におもわず、

変な声がでてしまった。


なぜか、ものすごく胸の鼓動が速くなっていた。


・・・って、なにドキドキしてんのー!?

なんかサラっと悪口言われてるし!

しかも、謝ったのまだ2回目ですがぁぁぁ!!!



でも、好きだから、そんなこと全然気にならない。

むしろ、話せて嬉しいぐらいだった。