私が、その場に座りこんでいると、
後ろから何かにフワッと
包まれた。
振り返るとそこには、もう帰ったはずの
若本くんがいた。
若本くんに抱きしめられたまま、私は動けずにいた。
「若本くん帰ったんじゃなかったの?」
「いや、帰ったけど、椅子にタオル忘れてて」
「そんなのメールしてくれたら、うちが持って帰ったのに。」
「・・・ありがとな。///」
「てか、なんでうちがここにいることわかったの?」
「エントランスに入って来たら、
お前が涙目で座りこんでるのが見えたから。抱きしめたくなった。」
そんなこと言わないでー‼私、本日いろいろありすぎて、脳みそパンクしそうですが!

