何日かたったある日の朝。

「櫻井~!今度、可奈の送別会するんだけど、

 お前来る?」

可奈と同じ部活の男子に声をかけられた。

そういえば、可奈も転校するんだった。

なんか寂しくなるなぁ。

「あったりまえじゃん!友達なんだから行くよ!」

「わかった!じゃぁ人数に入れとくな!」

「うん、よろしく!」


「絢乃ー!」

廊下から友達の智美に呼ばれた。

この子も小6のときからのいつメンです!

「どうしたのー?」

「可奈の送別会、若本も中山もくるらしいよ!」

「えっ!?ほんとっ!?」

「ほんと!てかさ、送別会、街の中のデパートのとこで

 あるみたいだから、昼間、街で遊んでから一緒に行かない?」

「いいよー!わかった!!楽しみー!!」

「だね!」