「すっとボケた事言わない、ねえ、付き合えば? まあ、店子とお客の恋愛なんて珍しくもなんともないし」
「あたし、こんな顔だし。おまけにお笑い専門だし、いい所なんか無いじゃないですか少しも」
「ここよ、ここ」
自分の胸を指で示し、笑いかけてくれる。
「え? Dカップの胸ですか? 」
「コラ! 店じゃないでしょ」
「まあ、蘭子さんみたいにキレイなら、あたしも即飛び込んでましたけど」
「あら、あたしだって最初はキレイじゃなかったでしょ。シホちゃん小さい頃に見て、ギャギャン泣いたの覚えてない? 」
『シャングリラ』の社員旅行でハワイに行った時、初めて蘭子さんを見たあたしはその顔の怖さで泣き止まなかったらしい。
あれから17年。
蘭子さんは、お金を貯めて整形を何度かして今の顔になった。
「でも、あの頃に付き合ってた彼氏は皆凄くいい人ばっかりだったの。顔なんか気にしない、ココが温かければって」
「今は違うんですか? 」
「そーなのー、もうヒモみたい。まあ、ハタチも下じゃしょうがないけどさって、ノセないで頂戴」
「あたし、こんな顔だし。おまけにお笑い専門だし、いい所なんか無いじゃないですか少しも」
「ここよ、ここ」
自分の胸を指で示し、笑いかけてくれる。
「え? Dカップの胸ですか? 」
「コラ! 店じゃないでしょ」
「まあ、蘭子さんみたいにキレイなら、あたしも即飛び込んでましたけど」
「あら、あたしだって最初はキレイじゃなかったでしょ。シホちゃん小さい頃に見て、ギャギャン泣いたの覚えてない? 」
『シャングリラ』の社員旅行でハワイに行った時、初めて蘭子さんを見たあたしはその顔の怖さで泣き止まなかったらしい。
あれから17年。
蘭子さんは、お金を貯めて整形を何度かして今の顔になった。
「でも、あの頃に付き合ってた彼氏は皆凄くいい人ばっかりだったの。顔なんか気にしない、ココが温かければって」
「今は違うんですか? 」
「そーなのー、もうヒモみたい。まあ、ハタチも下じゃしょうがないけどさって、ノセないで頂戴」


