カウンター越しにビールとお通しを出した浩さんは、1人のお客さんの話し相手になり始める。
きっと、蘭子さんの表情からあたしと2人だけで話しをするんだと察したからだろう。
「ね、シホちゃんよ」
「なんですか? 」
「最近、鳴瀬ちゃん良く来てるわね」
「ええ、まあ、仲良くなったんで」
何を聞きだそうというのだろう、まあ、蘭子さんは口が堅いし、店ではお母さんの様に世話になっているから、正直に話した方が正解というものだ。
「あの子さ、シホちゃんに惚れてるね」
「はあ……」
「いい事じゃない、だってあんなにイケメンなのに性格だっておとなしいし」
「でも、つりあいが取れないと思うんですけど」
そう言うとタバコをくわえた蘭子さん。
すぐに火を点けて上げると、ふかし始める。
横顔はまるで女優さんみたいにキレイで、蘭子さんなら間違いなく彼を自分からモノにしてしまう事が出来るんじゃないかと思わせた。
きっと、蘭子さんの表情からあたしと2人だけで話しをするんだと察したからだろう。
「ね、シホちゃんよ」
「なんですか? 」
「最近、鳴瀬ちゃん良く来てるわね」
「ええ、まあ、仲良くなったんで」
何を聞きだそうというのだろう、まあ、蘭子さんは口が堅いし、店ではお母さんの様に世話になっているから、正直に話した方が正解というものだ。
「あの子さ、シホちゃんに惚れてるね」
「はあ……」
「いい事じゃない、だってあんなにイケメンなのに性格だっておとなしいし」
「でも、つりあいが取れないと思うんですけど」
そう言うとタバコをくわえた蘭子さん。
すぐに火を点けて上げると、ふかし始める。
横顔はまるで女優さんみたいにキレイで、蘭子さんなら間違いなく彼を自分からモノにしてしまう事が出来るんじゃないかと思わせた。


