※公開終了間近! イロモノなアタシ

そこには、ヨ・ネ・ヤ・マ。


手招きしてるよ、蘭子さん。


嫌だって、今日だけはダメ。


あー、泣くフリまでしてる、よっぽど手に負えないんですね。


「ごめんなさーい、ちょっとあそこのNo,1にインネン付けられてるんでー、失礼します」
「あーん、さみしぃー」


お姉さんは、地が出たらしく両手をカワイ子スタイルにして、クネってるし。


後は、お願いしまーす。


席につくなり、蘭子さんが脱走する。


逃げるなー、こらーっ!


見た事も無いほど深刻な表情の米山は、あたしの顔を見るなり目をうるませた。


そんな顔しないでよ、謝りたくなる。


「この間は……」
「ごめんなさい、私」


なっ、いきなり。