※公開終了間近! イロモノなアタシ

お店の営業がいつも通りに始まり、あたしはクミさんのヘルプに付いていた。


「見たー? 今日のTV」
「見ましたよぉー、鳴瀬君がゲイだって」


お客さんは一流企業の女性管理職、息抜きでここに来ている。


女性は、どんなランクに居ようがゴシップが好き。


「私達の仲間って事で、うれしぃー」
「残念だなー、あんなにイケメンなのに」


イケメンだけど、ブス専です。


それも、デブ要素も入った。


「鳴瀬君好きなんですか? 」


ちょっと聞いてみたりして。


「好きよぉー、だってホラァ」


プライベート用の携帯待ち受けに、敬介の画像。


しかも、目線は正面。


どんだけ好きなんだと、あ、このショットいいかも。