※公開終了間近! イロモノなアタシ

「TV消すよ」


リモコンを手に取り、電源オフになった瞬間、例の声が聞えて来る。


「ん? 」


急に体を離し、あたしをベッドの上に横たえたまま壁に向けて歩き出す。


「ねえ、綾女ちゃんの部屋だよね、向こうは」
「うん」
「もしかして」
「多分、というか絶対に」


敬介は急に顔を赤らめ、息を飲む。


ごめん、そんな子だとは知らなくて。


『アーン』


綾女お嬢様、激しいです。


激しすぎます、刺激強い。


『こっちも負けずに! 』


とか、それは無いんだろうな。


大体、顔が真っ赤だもん。