※公開終了間近! イロモノなアタシ

まあ、一応来る前にムダ毛はマユ・ワキ・腕etcと始末はしておいたし、勝負下着だってカバンの底に押し込んで来たけれど。


どうしよう、やっぱり、一緒に泊まるっていうのはアレでソレで。


お母さん、お父さん、あたしは今日、大人になります。


ピンポーン、チャイムが鳴り、ワゴンで食事が運ばれて来る音がした。


バタンとドアが閉まり、サービスの人が出て行くと、バスルームから出る。


「早く食べよう、美味しそうだし」
「う、うん」


確かに、美味しそうな料理。


だけどノドを通らない、緊張してるから。


「ワイン飲む? ビールにする? 」
「志穂は? 」
「んー、ビールじゃ何だし」
「じゃあ、ワインにしよう」


珍しくワインを飲む敬介、やっぱり一緒に緊張してるんだね。