「これ、昨日のお詫び」 見ると丸丹の包みで、中はポーチみたいな手触りがした。 「ありがとうございますクミさん」 小声で言って、飲み物を配り終えると、ミーティングの間に中身をそーっと見る。 それは、ピンクの3LサイズTバックだった。 勝負下着と言っても、勝負する前に対戦相手すら居ない。 そんなモン、貰っても始末に困るけど……クミさんに感謝の笑顔を無理やり向ける。 スマイルスマイル、あたしは笑ってないといけない。 気取ったブスなんて、面白くないでしょ?