※公開終了間近! イロモノなアタシ

バッサリと切り捨てられて、何のためにここへ来たのかと頭を抱える。


「シホちゃん、自分のした事が正しいって言葉が欲しいの? 」


カウンター越しに、浩さんが声を掛けて来た。


「まあ、若い子ってそんなモンなのよ。悩みに対する答えが、すぐに欲しいんだわね」


そう、自分の答えが正解だったのか、人に聞きたくて……。


「時間がたてば、綾女ちゃんって子も理解してくれるんじゃないかな」
「でも……」


言い募ろうとするあたしの前に、またあの晃スペシャルを差し出す。


「いつから悩んでるのかい? その事で」
「2ヶ月です」
「なら、そろそろほとぼりも覚めたんじゃないかな。連絡してみたら? 綾女ちゃんに」