「シホちゃん、そんで悩みはどういうネタだっけか? 友達との絶交だっけ? 」
水割りをマドラーでかき混ぜ続けているあたしに気づき、蘭子さんが悩み相談員モードに入る。
「実は、そのレイ君の駆け落ち相手が友達で」
「あらっ、それでシホちゃん何かした? 」
しましたよ、多分2人に取ってものすごくお邪魔な事を。
「ええ、偶然発見して、人の恋路を邪魔しました、馬に蹴られてもしょうがないと思います」
「クミちゃんの事もあったからねぇ、でも、しょうがないんじゃない? シホちゃんが友達を思ってそうしたんだから」
友達思いと言われればそれまでだけど、あたしはその時の判断がベストだったかどうか迷っているのだ、今でも。
「シホちゃん、その時自分が出した答えなんでしょ、だったら自信を持ちなさい」
「でも、許して欲しくて綾女に」
「そんなの、気にしてたらますますヤセちゃうわよ。あ、それでいいのか」
「蘭子さん! 」
水割りをマドラーでかき混ぜ続けているあたしに気づき、蘭子さんが悩み相談員モードに入る。
「実は、そのレイ君の駆け落ち相手が友達で」
「あらっ、それでシホちゃん何かした? 」
しましたよ、多分2人に取ってものすごくお邪魔な事を。
「ええ、偶然発見して、人の恋路を邪魔しました、馬に蹴られてもしょうがないと思います」
「クミちゃんの事もあったからねぇ、でも、しょうがないんじゃない? シホちゃんが友達を思ってそうしたんだから」
友達思いと言われればそれまでだけど、あたしはその時の判断がベストだったかどうか迷っているのだ、今でも。
「シホちゃん、その時自分が出した答えなんでしょ、だったら自信を持ちなさい」
「でも、許して欲しくて綾女に」
「そんなの、気にしてたらますますヤセちゃうわよ。あ、それでいいのか」
「蘭子さん! 」


