※公開終了間近! イロモノなアタシ

収録が終わり、楽屋に戻って鼻血の手当てを受けていると、あの衣装のままの米山がやって来た。


「ごめんなさい、シホちゃん」
「いいのいいの、オイシかったから」
「ね、お詫びに飲みに行かない? 」
「遠慮しとく、ごめんねー」


ようやく着替えを済ませ、元通りの志穂に戻り、時計を見ると、もう夜の10時。


ああ、鳴瀬さんごめんなさい。


ん、何か忘れてないか自分。


着替えを済ませて携帯を見ると、鳴瀬さんからの着信&メールが山盛りになっていた。


完全に連絡するのを忘れていた、あの騒ぎで。


ああ、嫌われた! 絶対に!