「ママ、車借りるから」『ロン! いいわよー、クミがまた出来上がってんでしょ、はい、上がりー』
「じゃあね」
電話を切ると、タクシー会社に断りを入れ、すでにテーブルに突っ伏しているクミさんを連れて店を出る。
「お休みなさい、浩さん」
「ありがとう、手伝ってくれて。今日のお礼にボトル入れておくから、またおいでよ」
「はーい」
細くて長いクミさんの体を引きずるように運び、駐車場に向かう。
そこにはウリセンの若い男の子達がたむろしてタバコを吸っていた。
いつもの光景だけど、彼らは若くてカッコいい子ばかり。
あたしとクミさんに気づくと、すぐに側へやって来る。
「ねーお姉さん」
「ごめん、今、酔っぱらいを運んでるから」
「いーじゃん、ねー」
そう言ってこっちに向ける顔は、目がトロンとしていて、あからさまに何か薬をやっている様に見えた。
彼らはゲイでも何でもない、遊ぶお金欲しさに体を売っている。
男でも女でもブサイクでもデブでもかまわない、お金にさえなればいい人達。
「じゃあね」
電話を切ると、タクシー会社に断りを入れ、すでにテーブルに突っ伏しているクミさんを連れて店を出る。
「お休みなさい、浩さん」
「ありがとう、手伝ってくれて。今日のお礼にボトル入れておくから、またおいでよ」
「はーい」
細くて長いクミさんの体を引きずるように運び、駐車場に向かう。
そこにはウリセンの若い男の子達がたむろしてタバコを吸っていた。
いつもの光景だけど、彼らは若くてカッコいい子ばかり。
あたしとクミさんに気づくと、すぐに側へやって来る。
「ねーお姉さん」
「ごめん、今、酔っぱらいを運んでるから」
「いーじゃん、ねー」
そう言ってこっちに向ける顔は、目がトロンとしていて、あからさまに何か薬をやっている様に見えた。
彼らはゲイでも何でもない、遊ぶお金欲しさに体を売っている。
男でも女でもブサイクでもデブでもかまわない、お金にさえなればいい人達。


