※公開終了間近! イロモノなアタシ

「米山さん、マミさん今度来て下さいねー、超おもてなししますからー」


名刺も配り、エネミーでは無いとアピールし終えたところで、綾女に対する敵意も消えた。


「マミのカレ、遅いねー」
「うーん、多分、まだ会議でしょ」


のんびりした話し方のマミさんは、今、TV局のAP(アシスタントプロデューサー)と交際中だと言う。


まあ、ブサイクでもマミさんは独特のホヨヨーンとした空気があるから、彼氏が居るのも分かるけど。


「鳴瀬君さー、さっきからつまらなさそうだねー」


マミさんののん気なコメントに対し、


「ごめんね、お邪魔して」


こちらの邪魔をしたいという、米山さんの気持ちがビンビン伝わって来る言葉。


性格違うよね、やっぱり。


「おうよ、ブサイクの顔なんか見たくねえってさ、鳴瀬は」
「ちょっとぉー、ユキ! 言い過ぎ」