何で…何で…? 頭の中で繰り返される疑問 この答えを知っているのはたった1人だけ…… ーーーガラッ 開けた瞬間夕日があたしの目に飛び込んで、少し目を細めた でもその夕日に染まった人影にあたしは目を大きく開いた 先輩…… 窓際の一番後ろの机に座って、あたしを見つめる先輩 『相変わらず廊下走るの好きだな』 クスクス笑う先輩の声がはっきりあたしの耳に聞こえる ねぇ…これは夢じゃないよね? 『先輩っ!!』 あたしは先輩に抱きついた