…きっと今、顔真っ赤っかだ。


「なんでずっと、下向いてんの。」


「…いいじゃん。別に、」


「いいけど。」


…どうでもいいんだ。


梓をキッと睨んでみる。


 「ふはは。顔真っ赤。」


「…睨んでるつもり?怖くないよ?むしろかわいい。」


「っ…かわいくなんかない!」


「あはは。さらに真っ赤っか。」


「うるさい。…明日どこ行くのさ?」


「んーどうしようか…」


「私、あそこ行きたい!」